新製品[夜光結晶育成キット] | 13:19 |
新製品「夜光結晶育成キット-Luminous Crystal Kit(Cluster)」¥2,500(税抜)
2018年9月初旬より発売を開始予定です。
パッケージサイズ:125X125XH160mm
完成結晶サイズ:約70X70XH40mm
夜光結晶は1週間から10日くらいで完成します。
仕上がった結晶に1時間くらい日光を当て、その後暗闇に移すと、ほの青く結晶が発光します。
作業は比較的簡単で、熱水・タオル・ハサミ・冷蔵庫を使用します。
内容部品:結晶の素A+B+C・タネ付き母岩・育成容器・攪拌用スプーン・紙コップ・説明書・(補助として[結晶の素B+])
1、内容部品を確認しましょう。そして育成容器を置く場所をあらかじめ選んでおきます。そこは温度変化ができるだけ少なく(日が当たる所やコンロのそばなどは避けてください)平面のある場所で、1週間から10日ほど育成するので、その間動かさなくてもいい場所です。
そして、作業に入る前に、説明書をよく読んでおくことをお勧めします。
二重の紙コップを止めているテープの色が上の画像では青、この画像では黄色と違いますが、同じものです。
育成容器(筒状のフタ付きタッパウエア)のフタをあけ、パッキンからタネ結晶を取り出したり、スプーンをパッケージから出したり、重なっている紙コップ(一つは二重のもの、もう一つは一重のもの・共に黒い線が内側に付いています。)を分けたりと、準備をします。
その間にお湯を沸かしておくといいでしょう。約500ccもあれば十分です。
2、二重の紙コップ(テープで固定されているもの)の内側の黒い線まで、熱水を入れます。画像では電気湯沸かしポットを使用していますが、ヤカンに水を入れコンロで沸かしてもいいです。
3、その中に[夜光結晶の素A(白い粉)]を全量注ぎ入れます。この時に粉がダマになっていたら、開ける前に指などで押して砕いておきます。熱水に注ぎ入れる時に勢いよく入れると、お湯が跳ねて危険ですので気をつけましょう。
4、撹拌用のスプーンで白い粉をよく溶かします。1-2分程度で溶けると思いますが、ここでも勢いよく混ぜるとお湯が跳ねるので気をつけてください。必ず片方の手で紙コップを固定して倒れないように注意しましょう。
5、[夜光結晶の素A(白い粉)]が溶けたら、そこにタネ結晶を撹拌用のスプーンに乗せて入れます。溶液の中でタネ結晶が転んだり、紙コップの底の角の方に置かれたら、スプーンで中央に戻したり転んだものを直してください。
6、二重の紙コップにテープで作った取手(2つ付いています)をそれぞれ両手でつまみ上げ、育成容器に差し入れていきます。この時に傾いて溶液がこぼれないように注意しましょう。
7、そして育成容器にフタをして、キットが入っていたパッケージに入れます。
8、その後、文化鋲の糸をそれぞれのノッチに巻くようにして、パッケージのフタを閉め、あらかじめ選んでおいた育成のための場所に約1日静かに置きます。
*文化鋲(ぶんかびょう)とは、段ボール箱の蓋を閉める時に再生可能にするためのもので、二つの丸い輪(ノッチ)を使用します。片方の輪に付いている紐をもう片方の輪に巻いて引っ掛けて、固定するものです。
9、約一日経ったら、文化鋲で閉じておいたパッケージのフタを開け、中の育成容器を取り出します。この時あまり傾けて中の溶液が溢れないように注意しましょう。そして育成容器のフタを開けて[夜光結晶の素C(小瓶に入っているもの)]を全量、タネ結晶の上に振りかけます。
10、育成容器のフタを閉め、今度は冷蔵庫(冷凍庫ではない!)に約1日入れます。この時も冷蔵庫の中で倒れてしまわないように注意しましょう。
*通常、冷蔵庫は約5度前後の設定になっています。育成環境が5度前後の寒い場所でしたら、冷蔵庫に入れる必要はありません。あらかじめ選んでおいた場所で、パッケージに入れて上記のように1日ほどおきます。
11、1日程経ったら冷蔵庫から育成容器を取り出します。この時も傾けて中の溶液がこぼれないように注意してください。そしてフタを開けて紙コップを取り出し、溶液のみを育成容器に移します。
12、タネ結晶の入っている二重の紙コップを、ハサミで図のように7-8本くらい
切り目を入れて行きます。
13、その後タオルの上で放射状に紙コップをさいて行きます。多分このように、真ん中に少し大きくなったタネ結晶、そしてその周りにつぶつぶの結晶の塊ができていると思います。(環境により多少出来具合は変わります)
*[レモン水晶育成キット]でも同じ作業がありますので、経験されている方は簡単かもしれません。
14、中央のタネ結晶(母岩付き)と、それ以外のつぶつぶの塊とをタオルの上で分けます。
15、今度は一重の紙コップの黒い線まで熱水を入れ、そこに[夜光結晶の素B(白い粉)]を全量注ぎ入れ、撹拌用スプーンで1-2分混ぜて溶かします。注意点は熱水によって火傷をしないように白い粉を乱暴に入れない事、激しく攪拌しない事、そして紙コップが倒れないように抑えておく事です。この時使用した紙コップは後ほど使用する可能性があるため、まだ捨てないでください。
16、[夜光結晶の素B]を溶かした溶液を、育成容器に足し、そこに取り出したタネ結晶を入れます。ここからはフタを開けて育成します。画像は2日ほど経った様子。少し育っています。
17、環境にもよりますが、結晶の成長が早くて1週間もしないうちに育成溶液の水面ギリギリまで育ってしまう場合もあります。溶液から出てしまったらもう大きくなりません。こんな時は補助としてキットに入っている[夜光結晶の素B+]を使用します。
18、15の要領で紙コップの黒い線まで熱水を入れて、[夜光結晶の素B+]を全量入れ、スプーンで混ぜて溶かします。その後この溶液を育成溶液に足します。そうすると水面が上がって結晶の頭が水面から出てしまう恐れはなくなります。この作業は15の時に行い、すでに溶液の水量を増やしておくこともいいでしょう。
19、画像は1週間くらい経った状態で、結晶が伸びています。完成状態は本人の好みですので、溶液から結晶の頭が出てしまわない限り育成を続けることはできます。
20、完成と思ったら、溶液から結晶を取り出してタオルの上などにおきます。そして日陰で1日ほど乾燥させましょう。
[夜光結晶の楽しみ方]
夜光結晶を楽しむ方法は、仕上がった結晶に日光を30分から1時間くらい当てます。その後暗闇に移すと結晶が青く光ります。光が薄らいできましたら、再び日光に当てましょう。そして薄暗い場所に移すとほの青く光ります。この作業は何度でもお楽しみいただけます。ただし、この時に落として結晶を壊してしまわないように注意しましょう。せっかく育てた結晶ですので大切にしてください。
普段はフィギュアなどを飾るプラスチック製の箱にしまっておくと、埃や湿気から結晶が守られて安心です。