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ハンダ付けによる工作技術 11:27
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    ハンダ付けによる工作技術

    日常の生活のなかでハンダ付けをすることはおそらくあまりないので、ハンダ付けは難しそうに思われがちですが、コツさえつかめば誰にでも上手にできるものです。

    ハンダ付けに必要なものは、ハンダごてとハンダです。ハンダごては通常15Wくらいのもので十分で、これ以上大きなものはかえって使いづらいでしょう。写真は旧式ですが、今でも十分使えます。しかし先の細い現代版のほうが、鉱石ラジオ以外の電

    子工作にも使用できるので、新しく購入するときには便利かもしれません。

    ハンダは径1 6mmくらいのヤニ入りの糸ハンダがいいでしょう。電子工作に使用するハンダはふつう錫60%鉛40%で、鉛の成分がこれ以上多いものはさけるべきです。

    たとえばタマゴラグとワイヤーをハンダ付けする場合、まずエナメル線の被覆をサンドペーパーなどではがした後、タマゴラグの小さな穴のほうヘエナメル線を3 mmほど差し込んで折り返して、グラグラしないようにペンチなどで軽く挟んでおきます。目玉クリップなどで浮かして挟んだり、タイルのような熱に強い板の上に置いたりしてハンダ付けをします。

    まずハンダ付けをしようと思うところ(この場合タマゴラグとワイヤーが交わっているあたり)に3秒ほどハンダごてを当てて温めて、そのままの状態でこてと温めたところの間にハンダをつけるとサッと溶け、 1〜 2秒すると全体に広がります。その瞬間にこでをそこから離します。

    やってみると簡単なことなのですが、うまくなるまで少し練習が必要かもしれません。
    上手なハンダ付けは、つけたところが鏡のようにピカピカして、さわってもしっかりとついています。つやがなくなったリボソボソしている場合は、こでを離すタイミングが遅く、熱しすぎた結果です。また、こでを当てる時間が短かすぎると、溶けたハンダがコロコロ玉のように転がって広がるようにはついてくれません。電子工作を成功させる上で、ハンダ付けの技術はとでも大きな要素をもっています。
    下の画像はハンダ付けを日常的に行う場合など、大変便利です。温度設定やハンダゴテの先が2種類あり、用途によって使い分けることができます。

    小林健二著「ぼくらの鉱石ラジオ」より抜粋、編集しています。
    当社製のラジオキットなどにもハンダ付けが必要な場合もあるので、参考にしてください。

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